コンサルタントに頼んだけれど、結局何も変わらなかった。そういう経験をした方は少なくないと思います。なぜそうなるのか、そしてどうすれば違う結果になるのか。Flowing Shore Panorama の中村 誠一、自分の経験をもとに書きます。
報告書が現場で使われない理由 ¶
大手シンクタンクに在籍していた頃、提出した報告書が三ヶ月後に棚の奥に眠っているのを見たことが何度かあります。内容が間違っていたわけではありません。ただ、「誰がどう動けばいいか」が書かれていなかった。分析と提案はあっても、実行の入口がなかったのです。報告書は、それ自体では何も動かしません。
「伴走」という言葉の意味 ¶
伴走という言葉は、最近よく使われるようになりました。ただ、実態はさまざまです。Flowing Shore Panorama での伴走は、具体的には「月次ミーティングで進捗を確認し、詰まっているところを一緒に解きほぐす」ことです。アドバイスをするというより、考える相手になる、という感覚に近いです。
コンサルタントに向いている課題、向いていない課題 ¶
コンサルタントが役に立てるのは、「課題はあるが、何が本当の課題かわからない」という状況です。逆に、課題が明確で、あとは実行するだけ、という段階では、コンサルタントよりも実務の専門家(エンジニア、デザイナー、営業担当など)の方が適しています。最初の相談で、どちらの状況かを確認することが大切です。
費用と期待値の合わせ方 ¶
コンサルタントへの依頼で失敗するパターンのひとつは、期待値がすり合わせられていないことです。「何かが変わるはず」という漠然とした期待と、「論点を整理します」という提供内容のギャップ。これを防ぐために、Flowing Shore Panorama では最初のスポット相談で、何ができて何ができないかを率直にお伝えしています。
コンサルタントを使うかどうかの判断は、費用対効果だけでは測れません。「一緒に考えられる相手かどうか」という感覚も、大切な判断基準だと思っています。