「何かがうまくいっていない気がする」という感覚は、多くの経営者や事業担当者が持っています。ただ、その感覚を具体的な言葉にすることは、思いのほか難しい。この記事では、課題を言語化するための考え方を整理します。
「症状」と「原因」を分ける ¶
売上が下がっている、採用がうまくいかない、チームの雰囲気が悪い。これらは症状です。原因ではありません。症状から出発して、「なぜそうなっているか」を一段ずつ掘り下げていくことが、課題の言語化の基本です。最初から原因を決めつけると、見落としが生まれます。
「いつから」「どの範囲で」を確認する ¶
課題を言語化するときに有効な問いは、「いつからそうなったか」と「どの範囲で起きているか」です。半年前から、特定の部門だけで、という情報があると、原因の候補が絞られます。「ずっとそうだった」「全体的に」という答えが返ってくる場合は、もう少し丁寧に掘り下げる必要があります。
過去の意思決定を振り返る ¶
現在の課題は、多くの場合、過去の意思決定の結果です。どの時点で、何を選んだか。その選択の背景に何があったか。これを振り返ることで、課題の根っこが見えてくることがあります。Flowing Shore Panorama では、最初の一ヶ月をこの振り返りに使うことが多いです。
言語化した課題を「問い」の形にする ¶
課題が言語化できたら、それを「問い」の形に変えます。「売上が下がっている」という課題は、「なぜ既存顧客の継続率が下がっているのか」という問いになります。問いの形にすることで、何を調べれば答えが出るかが明確になります。
課題の言語化は、解決の半分です。何が問題かが明確になれば、何をすべきかも見えてきます。まず言葉にすることから始めましょう。