新規事業のアイデアは、最初は「面白そう」という感覚から始まることが多い。ただ、その感覚を「やるべきかどうか」という判断に変えるためには、いくつかの確認が必要です。評価の枠組みを整理します。
「誰が困っているか」から始める ¶
新規事業の評価で最初に確認すべきは、「誰が、何に困っているか」です。アイデアが先にあると、この問いを後回しにしがちです。ただ、困っている人がいない問題を解決しようとしても、事業にはなりません。具体的な人物像と、その人が実際に困っている状況を言語化することから始めます。
市場の規模感を確認する ¶
市場の規模を正確に測ることは難しいですが、「大きすぎず、小さすぎず」という感覚は持てます。既存の類似サービスがどのくらいの規模で存在しているか、競合がどんな価格帯で提供しているか。これを調べるだけで、参入できる余地があるかどうかの感覚がつかめます。
収益が成立する条件を確認する ¶
いくらで売れば、何件売れば、費用を回収できるか。この計算を最初にしておくことで、「そもそも事業として成立するか」が見えます。楽観的な前提ではなく、保守的な前提で計算することが大切です。
「やめる条件」を先に決める ¶
新規事業を始めるとき、撤退の条件を先に決めておくことを勧めています。何ヶ月後に、どんな状態になっていなければやめる、という基準です。これがないと、うまくいっていない状態でも続けてしまうことがあります。
アイデアを評価することは、アイデアを否定することではありません。評価のプロセスを通じて、アイデアがより具体的になることの方が多いです。